荒川線と電車ごっこはどっちが速いのか?

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(勝手に)都電荒川線100周年おめでとう企画

対決の概要

都電荒川線は、東京北部を走る路面電車だ。地域の人々の足として活用される、どちらかというとバスに近い乗物で、停留所の間隔がバス停みたいに短いし、信号でもちゃんと停まる。つまり、かなりのんびりな電車だ。「こんなに遅いのなら、足で走った方が速いんじゃないか」と思い、試しに競争してみることにした。ただ走るだけじゃつまらないので、こちらも電車になってみる。"電車対電車ごっこ"のガチンコ対決だ。

対戦相手の荒川線さん。御歳100歳

対決の詳細

まずどの区間を競うか。 ちゃんと線路に並行して伴走できる道がないと競争にならない。地図で調べてみると該当する箇所は思いのほか限られており、熊野前駅〜梶原駅の区間をコースに設定することにした。ほぼ直線となっているので、差がついてもお互いの位置がわかりやすくていい。

そしてルール。電車ごっこ側は交通規則を遵守する。歩道があるところはきちんと歩道を走る。信号も守る。相手となる荒川線電車もきちんと線路を走り信号で停まるのだから、こちらも同じ土俵に立つ。

しかし、あちらは信号に加えて、四つの停留所でも停まって乗客の乗り降りを待つ。なのでこちらも、乗客が乗り降りするスポットを一つ設けることにした。じつはこの乗客入れ替えで、駆動力の回復もできて一石二鳥だ。


より大きな地図で 荒川線競争map を表示

総距離1.9km。荒川線の時刻表によると2駅間の都電の所要時間は9分なので、時速12.6km以上で走れれば、計算上は勝てることになる。もちろん信号で停まってる時間も含めてだが、これならなんとかいけるんじゃなかろうか?

対決の準備

対決に臨むにあたり、100周年を迎える都電に敬意を表し、電車ごっこ側も同じデザインの車両をダンボールで作ってみた。

徹夜で作ったダンボール製車両

また、運転手役と車掌役、つまり最前列と最後尾の2人は、服装もそれっぽいコスプレをしてもらう。さらにこのネタにかかわってくれる人々を「team DG」と呼び、スタッフロゴやシールも用意した。

チームロゴで士気を高める
DGはもちろん、Densha Gokkoの略だ
乗客用の切符も用意

対決の決行

決戦当日、晴れ。
Facebookなどで告知してみたらと好評で、電車ごっこに入りたい人や、走らないけど結果を見届けたい人が多数集まった。電車ごっこは5人乗り(乗客3人+運転手&車掌)で停留所にて2人乗り降りで入れ替わることとし、女性2人を含む計7人が参加。見学の人にはデジカメを持ってきてもらい記録動画の撮影をお願いしたところ、計10台のカメラがコース上に配置されることになった。

team DG、ぞくぞく到着
人通りの少ない商店街で練習
スタート地点で対戦相手を待つ

そしていよいよスタート。競争の一部始終を映像にまとめたので、ご覧ください。


まとめ

そんなわけで、結果はご覧の通り、惜しくも電車ごっこ側の負けとなった。自転車で伴走しながら実況をしてくれた鉄ちゃん、東雲氏からきいて初めて知ったが、荒川線は最高時速40kmも出せちゃうそうだ。そりゃかなわないか。

しかも実況にもあるとおり、このコースは後半、線路を横切る道路が踏切になって、都電が信号で止まることがなくなり、ノンストップで突っ走る構成になっている。そこまでに差を稼いでおく必要があったが、なかなかうまくいかなかった。ぼくの軽いお誘いで参加してくれた電車ごっこ班の皆さん、過酷な闘いお疲れさまでした。
やはり電車は速かった。

今回も、多数の参加、応援、後方支援の方々によって、まあ負けたけれども楽しいネタを実行することができた。この場を借りて厚く御礼申し上げたい。

→team DGスタッフリスト
<電車ごっこ班>
運転手
uddy
車掌
水ケン
乗客
ゆらっち
真吾くん
アスカさん
toro
<撮影班>
<実況>
荒川線さん100歳おめでとう!
date:2011.12.17


Text by 東京庚申堂