会年忘

東京庚申堂 > 庚申堂ラボ > 会年忘


庚申堂忘年会2009実施報告

ラーメンにはじまり乾杯に終わる会

モノには順序というものがある。飲み会にももちろん、ある。最初の乾杯はビールが望ましく、しだいに焼酎や日本酒に移行していく。ひととおりお腹もいっぱいになったら、「もう一軒行っとく?」で軽く飲んで、〆はだいたいラーメン。酔っ払って好き勝手やってるようで、実は飲み会ってかなり様式に基づいた催しなのかもしれない。

だがしかし。酔ってるときぐらい、そういう縛りから自由でいたい。ということで、あえて飲み会の順序を逆にした忘年会を行ってみた。通常の飲み会を遡りながら、今年一年も遡って語り合うのだ。

〆のラーメン←二軒目のバー

年の瀬の夕方、五反田に数人のメンバーが集まる。集まると書いたが、通常の様式の逆回転と考えると、この集合は解散か。ややこしい。まずは〆のラーメンを食べるお店に入る。

夜の街を闊歩する
彼らはもちろんシラフ
「〆といえば豚骨ラーメンっしょ」
まだノンアルコールだがとりあえず〆る

〆のラーメンのつもりで食べたが、あきらかに夕食だ。お腹がすいていたこともあってとても美味しく、つい替え玉しそうになって、あやうく思いとどまった。いまお腹いっぱいになるのはまずい。ラーメン屋を出たら、次はハシゴ酒の二軒目。よさげなバーがあったので入ってみる。

「お、いかにも二軒目っぽい店」
初の、じゃなくて二軒目での乾杯

←デザート←雑炊←鍋

ここまででラーメン一杯、カクテル一杯。お腹も満たされ、ほろ酔い気分だ。でもなんとなく、いつもと違う順序での摂取に胃がきょとんとしている気がする。正直、すごく気が進む状況ではなかったが、予約もしちゃったので「一次会」の会場となる居酒屋に移動する。

居酒屋と言えば和民
最初は、じゃなくて最後はもちろん
デザートだよね
マンゴープリンが
ますます胃をカオスへ

ここで、仕事帰りの他のメンバーたちも合流する。いや、逆飲み会的には合流じゃなくて、一次会の最後の方で帰った人たちってことになるかな。

「おまたせー」
じゃなくて「お先にー」

はじめはアラカルトで逆コースっぽく注文していくつもりだった。けれど店を予約するとき、「最初にお茶を出してください」とお願いする流れで少し企画内容を話してみたら、店員さんがすごく食いついてくれ、「鍋のコースを逆でお出しできますよ」とまで言ってくれた。忙しい忘年会シーズンにしょうもないお願いをするのは気がひけたのだが、結局やっていただくことに。さすが和民。

まず雑炊が出て
雑炊をはふはふ頬張りながら
焼酎の水割りなどをちびちびやる。
ピザが来て
刺身や唐揚げが来たころ
雑炊を食べ終わった土鍋に
出汁を入れてもらって鍋開始

食べながらみんなで、今年の思い出を語った。メンバーは今年一年、いろんなネタで一緒に遊んできた人たち。「あのネタ参加してないけど面白かったよね」とか「これは行かなくて本当に良かった」とか、ウラ話も含めまったり盛り上がる。今年もお世話になりました。

話に華が咲く。
が、食べる手は停まっている

←乾杯!

たぶん、唐揚げのあたりだ。場に「え、いまこれが出る!?」という空気が流れ、とたんに箸のペースが鈍くなる。〆のラーメンから参加してきたメンバーはすでに雑炊にひるんでいたし、一次会のみの参加者も、まだそんなに食べてないだろうのに勢いがない。あとできいたら、最初に(逆回転的には最後に)食べたデザートで血糖値が上がったからだろう、という声があった。なるほど。

予想外だったことに、酒を飲むペースもいつもよりかなり下がっていた。最初にちびちび飲み始めると、ずっとそのペースに引っ張られ続ける気がする。

と、いろいろ調子狂う感じがありつつも、ようやくひととおり食べ終え、突き出しの枝豆をつまみつつ乾杯に至った。

「カンパーイ!お疲れさま」

以上が、通常と逆の順序で行う飲み会の一部始終だ。正直、順序が変わっても結局飲み食いする総量は同じなんだし、と思っていたのだが、戸惑いの多い不思議な感覚が味わえた。これはあれだ、「停まっているエスカレータ上を歩く感じ」に似ている。エスカレータは前に動いているもの、と身体が覚えているから、乗った瞬間ずん、と違和感を感じるし、その先歩く足取りもなんか重い。「え、ここでこうなっちゃうわけ?」っていう、まさにあの感じ。

終わってからメンバーにきいてみた感想を含め、気付いたことをまとめた。

まとめ

さて、参加してなんだかおかしな気持ちを共有してくれたみなさん、お疲れさまでした。今度また普通の飲み会やりましょう。また今回参加できなかったけど、2009年のネタに協力してくれたすべてのみなさん、いつもありがとうございます。来年もまた、一緒に遊びましょう。

食後の
じゃなくて食前の一服
date:2009.12.21


Text by 東京庚申堂