東京庚申堂 > 庚申堂ラボ > 新婚旅行にみんなでついていった。
新婚旅行に同行したい
すごく仲の良い友人が、結婚することになった。式に出るのを楽しみにしていたが、式より先に、新婚旅行に行くつもりだという。じゃあ、その新婚旅行についていきたいと言ってみたら、面白いからいいよと快諾してくれた。
いや、いいよじゃないだろう。そこは断ろうよ。
金曜夜、新婚さんはソウルを目指す
9月11日。二日前にめでたく入籍した新婚さんが、成田から出発する。行き先は、ソウル。
そして、数時間後。無事にソウルに降り立った新婚さんを、さきほど見送った仲間たちが熱く出迎えた。
まあバレバレだとは思うけど、これは仕込み。本当は同じ飛行機に乗って、ちょっと後からゲートを出てきてもらった。
景福宮でお祝い
翌朝。せっかくなので昨日贈ったペアルックを新婚さんに着てもらった。二人を引き立てるため、ついていったみんなもおそろいのオリジナルTシャツを着て、ソウル観光に向かう。
まずはもっともポピュラーな観光地だという景福宮へ行く。たくさん人がいる場所に出てみて、意外なことが判明した。韓国は、ピンク色のシャツを着てる人がわりと多い、という事実だ。こんな色のシャツだからよほど目立つに違いない、と思って作ったが、実際はあちこちにいてさほど浮いてはいなかった。ただ、ペアルックとして着てるのは新婚さんだけだったし、背中に「結婚しました」と書かれている人も他にいない。
いろんな場所でお祝い
せっかくここまでついてきて、ただ横で騒いでるだけなのもなんなので、二人の旅の思い出をサポートする。昼食時にはサプライズでケーキを用意し、またみんなでお金を出し合って民俗衣装の記念撮影もプレゼントした。
その後もソウルの街を歩き回ったが、地下鉄の中でも明洞という繁華街でも、とにかくたくさんの笑顔がぼくらの後姿を見送ってくれた。言葉は通じないけれど、あたたかい祝福が伝わってくる。その祝福と観光をたっぷり満喫し、一日の〆として、夜は焼肉屋さんで打ち上げを行った。
新婚さんの絵日記
以上のように、みんなで祝い、現地の方々からもたくさん祝われた新婚旅行になった。ただ、気にかかるのが新婚さんたちの感想だ。
焼肉の後、全員に旅の思い出を綴った「絵日記」を描いてもらった。注目の新婦さんの絵日記は、こんなのだった。
あ、やっぱり恥ずかしかったみたい。でも「よいおもいで」と思ってくれてよかった。ぼくらにとっても、「やっぱり結婚っていいなあ」としみじみ幸せをわかちあえた、とてもいい一日になった。
とにかく、素敵な新婚旅行に同行させてくれた新婚さんお二人に、感謝いたします。夫婦おそろいで、また一緒に遊びましょう。