〜いずれは皆の集まる大海に広がる〜
本文へジャンプ 2006年02月11日update 

 


【しずく】十七滴目

2005年08月31日降下


こんにちわ。あっきです。

さて、ようやくリアルタイムに近い内容になってきました。

今晩北海道に向けて旅立つ前に17滴目送っときます。


ほな

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

8月27日
 『出雲大社〜境港(水木しげるロード)〜鳥取砂丘〜城之崎温泉』
8月28日
 『天橋立〜能登半島(千里浜・世界一長いベンチ)』
8月29日
 『能登半島(千枚田・輪島朝市)』

8月27日
 『出雲大社〜境港(水木しげるロード)〜鳥取砂丘〜城之崎温泉』

早朝の出雲大社は人気も殆どなく、宮司(?)さんによる朝のお勤めの太鼓の
音だけが響くとても厳粛な環境で参拝する事が出来ました。
ここ出雲大社は「むすび」の神として祭られており、有名な【綱】もこの結びから
なのか?確認は出来なかったが多分そうだろう…と勝手に思っている。
これからの自分にとって「むすび」はとても大切なモノになってくるだろう。
ヒト、モノ、情報、お金…全てが結び付いて良いモノ・良い環境が出来上がる。
特にヒトとの縁は大切にしていきたいものです。
改めて良縁をお願いしておきました。

出雲大社から宍道湖北岸を抜けて辿り着いた境港は大きな漁港がある以外
何もないところ…なのに朝も早くからヒトダカリ!
ここは「水木しげるロード」と証するゲゲゲの鬼太郎街道で御座います。
400mほどの商店街に約90体の妖怪の銅像が立ち並び、キタロウ関連の
お店が軒を連ねる。周辺に別の見所もないこの街のこの場所だけが異様な
盛上りなのだ。ある意味非常に勉強になりました!

更に100Km東へ行くと、世界最大級の海岸砂丘がある。
鳥取砂丘は学生時代に1度、サークルの旅行で訪れたことがあったが
正直今までの記憶では「思ったより大した事がない砂丘」という印象。
しかし今回再度訪れてみると、その大きさに圧倒してしまった。
10年前と何も変わらない場所なのに不思議だ…
今回の旅で様々な海岸を見てきたからか?
いや、恐らく前回以上に何かを感じようと思って訪れたからなのだろう。
気持ちの持ち方によって感じ方も大きく変わるんやね。
砂丘ではパラグライダーやハングライダーも楽しめ、ちょうどそのレッスンがされていた。
そういえばカイトサーフィン殆どいけてないなぁ…
イツニなったら上手くなるのやら。
海にも行ってないのにこんなに黒い俺っていったい…
よく温泉とかで一緒にはいったオッチャンに聞かれる。
「にいちゃんサーフィンとかやってんのか?」
「まぁそんな感じです」
とは答えるが、そろそろ
「何処の国から来たんや?」
って聞かれそうな勢いだ。
それにしても、砂丘にいるラクダの写真を撮るだけで金が必要!!
ってぇのはいったいどうなんだ??
それでもお金を払って写真を撮る日本人も裕福やね。

今日は何処まで行こう!?せっかくだから明日の目的地(天橋立)まで移動して
朝日を拝もう!ということで移動は続く。途中、城之崎温泉があったので
旅の疲れを癒しに立ち寄ってみた。夏の最終週末という事もあり、夕刻の
街並みは多くの浴衣姿の観光客で賑わっている。
ここには外湯が数件あり通常500円で風呂巡りをすることが出来、
しかもそれぞれのお湯には違った効能(ご利益)があるそうだ。
その中で自分は「まんだらの湯」というところを訪れた。
ここのご利益効能は【商売繁盛】だ。
繁忙期ということで600円に値上げされているがそれでも安いくらいか?
まあ中に入るとこじんまりとしたお風呂で、せいぜい10名が定員だ。
しかしそこにいるお客さんは1名。やがて自分一人の貸切になってしまった。
外にあれだけヒトが出ていたのに不思議だ。
ちょうど夕飯時だからか?外湯にはあまり行かないのか?
まあ、ジックリ堪能する事が出来ました。

8月28日
 『天橋立〜能登半島(千里浜・世界一長いベンチ)』

この旅では宮島に続き二箇所目の日本三景、ここ天橋立はあいにく薄雲で覆われて
残念ながら朝日を拝む事が出来なかった。
そんな絶景を堪能しようと海岸を歩いてみたが、これが日本三景??って感じ…
案内板を見るとどうも日本三景の見えるスポットは天橋立当地ではなく対岸にある
成相寺坂らしい。
車で湾をぐるっと回ってその寺に登ってみた。
看板に「日本一の絶景」と豪語しているこの展望台に期待は大きくなるばかり。
で、その眺望は?
「いや〜これぞ日本三景!大展望、絶景です!」
眼下に拝む天橋立と周囲の島々、日本海が180度の大パノラマで
実にダイナミック且つビューティフル♪
さすがです。

車を走らせていて気が付いた。西日本にはセブンイレブンが殆どない。
地域性が非常によく出ている。東海地方はサークルK、九州はローソン
中国はポプラが多かった。全国2万?のセブンは殆ど東日本なのか?

ついに能登半島に辿り着いた。車の走行できる砂浜海岸、千里浜を
ルパン三世の音楽をかけながら快走してみた。
〈♪あしぃ〜音にぃ〜からみぃ〜つくぅ〜…♪〉
気分はルパンのエンディングテーマのシーン。

その後、能登にある「世界一長いベンチ」を訪れた。
海岸線にあるこの木製のベンチは実に460mもあり、700組以上のカップル
が座る事が出来るそうだ。ハッキリ言って無駄に長い…
この時も2組のカップルしか座ってなかった。
しかし、夕日を拝んだこの場所はとても雰囲気の良い場所でした。85点!

この場所である男性に出会った。彼は21歳の福井大学の学生で、現在自転車で
日本を1周しているそうだ。関西から出発してちょうど4ヶ月。自分とは全く逆方向
に旅をしている。その晩は2人で飯を作りながら色んな話しをした。
彼と話しをしていて改めて思った事は「楽しむ」ということのあり方。
いつの間にか先に進む事が目的となってしまいがちな日本一周。
これからはユッタリ、且つ一生懸命に楽しむコトを考えていこう!

この日の夜空はとてもキレイでした。
虫の音色。草の香り。波の音。涼しげな風。全てが心地よい空間の演出ですZzzz

8月29日
 『能登半島(千枚田・輪島朝市)』

能登の北に千枚田という田園風景がある。傾斜のキツイ山肌に段々の田んぼが
うろこ状に作られており、その数1004個!何と最小で0.2uしかないそうだ。
そろそろ稲穂も黄金色に色づき始め、朝露に濡れた草木が朝日でキラキラして
とてもキレイだった。この旅路で所々稲刈りされているところがあったが
その稲の束ね方、干し方はその地域で違うんだなぁととても興味を惹きます。
小さな島国日本は単一民族ではあるが、地域が違うと文化・考え方・価値観等
大きくちがってくるということを改めて感じさせられる旅です。

そこから程近い輪島は、輪島塗と朝市で有名な場所。
朝トレタテの魚は勿論、朝モギの野菜や肴の乾物、輪島漆器など
多くの店が立ち並ぶ。まさに元祖フリーマーケット!!
ここで目を惹くのが小さなビニールシートに沢山の野菜を並べたお婆ちゃん達。
魚市場では見ないホンワカとした雰囲気がこの市場の特徴なのだろう。
実家への土産に輪島漆器のお椀を購入して市場を後にしました。