〜いずれは皆の集まる大海に広がる〜
本文へジャンプ 2006年02月11日update 

 


【しずく】十六滴目

2005年08月30日降下


こんにちわ。

現在富山の実家でトランジット中のあっきいです。

旅も終盤戦に入り、自分の中でも少しずつ今後のやるべき方向性が

定まってきた感がでてきました。

今回のしずくで九州は終わりですが、ホント良い所。

また落ち着いてジックリ行ってみたいです。

では16滴目。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

8月25日
 『阿蘇山』
8月26日
 『やまなみハイウエイ〜青の洞門〜萩』

 今日は阿蘇山でのキャンプのみのユッタリモードを予定。
朝、宮崎県日向を出発して10時には阿蘇に到着してしまった。
BEPALオススメのキャンプ場に予約してきたのだが、客が全く居ない…
少ないというコトではなく、ゼロである。
おまけに管理人も居ない。電話では6時には戻るということ。
阿蘇山麓にあるこのキャンプ場の同じ場内には有刺鉄線で区切って牛が放牧
されており、ノンビリ&絶景なイイ感じのまさにBEPAL的オススメキャンプ場
には間違いないのだが、あまりにも寂しすぎる。
取りあえずユッタリ日なので簡単にLUNCH(パスタ&BEER)をすませてから
昼寝をすることにした。
 
 樹の間にハンモックを吊るして風に吹かれてゆらゆらと…Zzzz
2時間ほどダラダラと寝てしまった。既に2時前なのだが未だヒトが居ない。
変わった事といえば大幅に牛の群が移動している事だけ。
「どどどどどっ!!」
「!?」
子牛がコチラに突進してきた!
有刺鉄線の意味ないじゃん。

こんなところに居るのがモッタイナクテ予定変更。今から阿蘇山に登ります。

山頂まであと1,500mまでは無料の道路が続いた。くねくねの山道に加えて
少し雲が出てきたので景色を見ている余裕はナイ。有料道路手前のパーキングに
車を停めて残りは走って登山する事にしたが登山道を使っているのは誰一人
としていない。周囲の景色を撮りながらものの10分程度で火口まで着いてしまった。

雲が入混じってモウモウと立ち込める噴煙に噴火口は雰囲気満点の地獄絵図。
晴天時にはない感じがかえって良かったのかもしれない。

帰る頃には雲も濃くなり、雨も降ってきた。そんな濃い霧の中、ヒッチハイク
の若い男性発見!が、急に現れたので急ブレーキをかける訳にもいかず
途中の空き地で後ろの車をパスしてからUターンした。
彼の名はテオン、韓国人だ。目的地の阿蘇駅まで20分。
お互いの片言(俺だけ?)の英語で色んな会話をし
最後に「Have a nice trip!」と握手をして分かれた。
彼はこれから別府に行くそうだ。
いい出会いだった。
これからもいい出会いに恵まれますように!

8月26日
 『やまなみハイウエイ〜青の洞門〜萩』

天皇陛下も眺望したという高台で阿蘇の雄姿を朝一で撮ってやろうという野望
は昨晩から残った霧で敢え無く断念…
しかしこの霧が朝のやまなみハイウエイを幻想的にしてくれた。
朝日をバックに草原の中戯れる馬たちの姿にはヤラレテしまいました!

 延々と高速道路のような草原の中をかっ飛ばし、昔訪れたことのある
青の洞門に立ち寄った。昔旅の難所であったこの断崖絶壁に単独でノミを持ち
150mものトンネルを掘ってしまったすごい和尚が居たそうだ。その年月ナント
30年。現在は工事重機によって新たなトンネルが出来ているのだが
和尚の功績を未来に残す為に数10mは未だにその形で存在する。そのトンネル
をものの2,3分で通り過ぎてしまったのだが30年という歳月を考えると
厳粛な気持ちになってしまう。お疲れ様でした!

 その後、関門トンネルを抜けて本州へ無事帰還!
山口の海岸線をひた走る191号線で一路城下町萩へ向かった。
途中何箇所か海岸に下りたり、島に渡ったりとコバルトブルーの海を堪能した。
でも、もう泳いでるヒトって皆無なんだよね…
夏の終わりを感じてしまう。
萩では城下町として残されている街並みを歩いてみたのだが、ツアーの観光客
が多くてなんだか興ざめしてしまった。しかもそんな大した感じでは…??

今日の晩飯は、業務用スーパーで購入したレトルトのハンバーグ(まいたけソース)87円
を使ってロコモコ丼を作ってみた。スーパーデリシャス!!
満足で御座います。

本日の水平線に沈む夕焼けも最高にキレイでした。
この感動を出来るだけ生に近いカタチで色んなヒトに伝える術はないモノなのか??