〜いずれは皆の集まる大海に広がる〜
本文へジャンプ 2006年02月11日update 

 


【しずく】十三滴目

2005年08月24日降下


しつこく行きます

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
8月17日
 『呉〜原爆ドーム〜安芸の宮島〜錦帯橋〜下松(育った地)』
8月18日
 『秋芳洞〜秋吉台カルスト大地』

8月17日
 『呉〜原爆ドーム〜安芸の宮島〜錦帯橋〜下松(育った地)』

 昨夜は呉のとあるパーキングで宿泊。
朝広島市内に向けて出発すると、昨夜は気が付かなかったのだが港に軍艦が
多数着岸している。その中でも興味をそそるのが「潜水艦」だ!5,6隻も
並んだその光景はカッコイイという感嘆の気持ちと、
こんなところにも戦争の種が…という悲嘆の想いでした。

 朝7時前の原爆ドームは朝日が眩しく、まるでドーム上空にピカドン
が落ちてきたのを連想させる画だった。今まで何度も訪れた場所ではあるが
昨日の大和の件、今朝の軍艦の群の件を思い出し、いつもより切ない想いで
観て回った。印象的だったのはある外国の方が献花に向かって手を合わせていた画。
あるTVで言ってました。「原爆が落ちた広島…」
違うんだよね。明らかに「原爆を落とされた広島…」なんだよね。
日本国民にアメリカを悪く見せない為の言い回しなのか??

 本日2ヵ所目の世界遺産「宮島:厳島神社」
朝も早くヒトも疎ら。絶景にヒトが居ないとホント良く見える!
さすが日本三景の1つである。素晴らしい!!
昼飯は宮島駅前にある穴子飯屋「うえの」。
昔から何度か食べた味。
しかしお盆期間中の今日は作りたてではないお弁当をポンと出された。
確かに温かいけど…味気ないし、皮のカリッと感が無いじゃん…
食べ終わった頃には外に行列が出来ていた。せーふ。
やっぱ早起きはいいね。

山口県岩国の錦帯橋。ここも何度か訪れたが、今日は渡らずに橋を下から
眺めてみることにした。意外に絶景だったりする。
今日は猛暑という事もあり橋の下で水浴びする子供の姿がチラホラ。
ここでもいい画が撮れた!

ここから小3〜高校まで育った山口県下松へ懐かしい帰郷。
小学校〜中学校〜高校と巡った。昔の記憶が甦ってくる。
小学校横にある神社での夏祭りや運動会。中学のPoolは苦しい思い出
がイッパイ。ナント高校のPoolが廃墟と化していた!廃部??
校舎の方へ向かうとブラバンがいつものように練習をしていた。
ちょうどその横で生徒会のメンバーが9月の文化祭に向けて
看板作成をしている。チョッと絡んでみるか…
今時の言葉使いに今時の格好、都会のギャルとあまり変わらんなぁ
昔は居なかったな…自分がオッチャンだっていうこと再認識した。

小学〜高校まで通ったスイミングへ立ち寄った。
高校卒業以来だから15年ぶりくらいか…
コーチいるかな?
受付で聞いてみた
「青木コーチ居られますか?」
「今、子供達をバスで送りにいっちょるよ。後もうチョッとで
戻ってきよるけーね。それより同級やんね?タニウチ君??」
正直ビビッた。そういえば…
「橋本さん?」
名札にも〈橋本都〉と書いてあった。
小中高一緒だった。いやぁ、気付かんかった…
自分の鏡を見ているようだった。お互い歳をとったね…と。

30分程してコーチが戻ってきた。
「ご無沙汰してます!」
「おぉ〜久しぶりぃ!」
この場所は自分の『水』の原点である。ここで水泳を始めなければ今の自分は
違う人生を送っていた。ホントお元気で良かった。
しばしの間、昔の「コーチと教え子の会話」から「一人の大人としての会話」
として楽しませて頂けたのは本当に嬉しかった。
「成功したらまた来ます!」
と少し老けたコーチに伝え、しずく原点の地を後にした。

今日の宿泊地は笠戸島。
ヒトの疎らな小さな海水浴場での夕日はたまらなく美しかった。
こんな場所、昔は知らんかったねぇ

夜は質素に卵かけご飯(但し醤油は宮島で購入の牡蠣エキス入り醤油)。
だが相当美味しい!!
クロネコが寄って来て懇願の目で見るもんだからチョっと分けてやった。
スグサマひと口…口に合わんかったんか?
食べずに去って行った。なんやねん!

8月18日
 『秋芳洞〜秋吉台カルスト大地』

朝起きると昨晩ネコにやったご飯がキレイに無くなってた!!
「なるほど、猫舌ね。」

一人ナットクして今日の目的地、秋吉台に向かう。

ここ秋芳洞(日本最大級の鍾乳洞)のスケールのでかさには改めてビビッた。
鍾乳石は3cm伸びるのに400年の歳月を要するのだそうだ…
数mもある鍾乳石も多くある。何十万年って言ってたっけ??
人間の小ささを感じてしまう…
帰りに鍾乳石で429.jpのプレートを彫ってもらった。
う〜ん、いい感じ!!
その後、鍾乳洞のちょうど上部にあたるカルスト大地を訪れた。
ここは昔の海底が隆起して出来た山である。
白い石灰岩が一帯にボコボコと飛び出ている。
今日はここで寝るか。
辺りは次第に暗くなり、虫の音だけが耳に入ってくる。
今日は音楽を聴きながらの食事は止めよう。
周囲見渡す限りの大自然。
数十万年前のこの日も同じ風景が広がっていたのかと思うと
地球の永い歴史を感じた夜だった。